tsshare’s diary

日々思ったことをあれやこれや・・・・・・・

北朝鮮問題・・・・北朝鮮の一人勝ち? 5

 


本日、早朝北朝鮮のミサイルが日本上空を通過した。当然日本は、北朝鮮に対し強い怒りを表明した。テレビでは、北朝鮮に対する怒りと不安が報道されている。

北朝鮮は、世界中で孤立した中でどこへ向かっているのであろう。f:id:tsshare:20170904135804j:plain

北朝鮮の立場に立って少し考えてみる。

今回のミサイルの飛距離は3,700kmで3,300kmのグアムを射程に収めている。

北朝鮮にとって、核武装しその抑止力を発揮させるには、ただ核を保有すればよいのではなく、米国領土を直接攻撃できるものでなければ不十分である。

米国と開戦した場合、米国は通常兵器で北朝鮮本土を攻撃するであろうが、北朝鮮の武力ではどうあがいても太刀打ちする事はできない。となれば、北朝鮮は韓国あるいは日本への核攻撃を行った場合、米国は躊躇することなく北朝鮮に核攻撃を仕掛けるかもしれない。

日本や韓国を人質とした核抑止力であれば、米国にとっては間接的であり、北朝鮮の安全保障を確保するものではないであろう。

つまり、北朝鮮保有する核は米国を直接標的にできることが必要不可欠である。

 

現在の北朝鮮の暴挙は、自らの工程表にそって遅滞なく進めており、ゴールは間近であるに違いない。仮に国連決議により石油の禁輸措置が取られたとしても、十分に時間的には間に合うと判断しているのだろう。

今回のミサイルは、3,700kmであったが、次回は1万kmの射程のミサイルを近いうちに発射するのではないだろうか。

その時は、関東上空を通過するかもしれない。

北朝鮮は、自らの核抑止力を世界に証明したのち、協議を行う事を望むだろう。

核ミサイルを手放すことはないだろうが、今後の核開発は行わない事や国際規範を遵守することなど宣言すると同時に、核保有国として認めさせたいのではないだろうか。代わりに米国に対しては朝鮮半島の軍備縮小を要求するかもしれない。

世界的には、北朝鮮が開かれた国家になる事を要求する代わりに、北朝鮮はなにがしかの補助や助成を求めるに違いない。

自らが所有する核の廃棄について、今後核を保有する各国と協議を重ねながら核廃絶への努力を行うぐらいの事は言うのではないだろうか。