政治家ならみんな持ってる座右の銘。あの議員先生はどんな座右の銘を持ってるの? 小池百合子編
あなたが政治家を志した時、まず一番初めに用意するものは何でしょうか。
政治家を志すきっかけや、この国をあるいはこの街をどんなふうにしたいかといった未来像ももちろん大切でしょうが、それと同じぐらいに大事なことは、やはり座右の銘でしょう。これは、きっとアイドルのサインと同じくらいの政治家の必須アイテムの一つです。
政治家と言えばだれでも座右の銘の一つや二つは持っているでしょう。最も座右の銘が普及している業界の一つだと思います。(もう一つ座右の銘の普及率が高いのは社長業という業界です)
座右の銘とは、決して好きな言葉ではありません。座右の銘とは、「いつも自分の心にとめておいて、戒めや励ましとする格言」の事です。
政治家にとっては、政治活動を含めた自らの生き方やその指針を一言に込めたありがたくも重要な格言です。
ここでは、あの有名な政治家はどんな座右の銘を持っているのかいろいろと推理・想像して確認してみようと思います。
まず、1番初めに登場していただくのは、東京都知事の小池百合子さんです。
百合子さんの特徴と言えば、真っ先に思い浮かぶのがやはり「自分ファースト」でしょう。百合子と愉快な仲間たちのように、自分が主役で、まわりはみんな自分を盛り立てるべきとの主張が強い方です。
といっても、まさか「天上天下唯我独尊」のような言葉を座右の銘に選ぶことはないでしょう。その反対に、自らを捨てて全体に奉仕すると言った「滅私奉公」のような座右の銘は選ばないと思います。
もう一つ百合子さんの特徴と言えば「アウフヘーベン」です。そうです横文字です。これは十分にあり得ると思います。論語や中国の故事にちなんだ難しい感じが入り混じった格言より、横文字の格言の方が百合子さんが選びそうです。
単なる英語ではなく、ラテン語やヘブライ語の格言を選ぶかもしれません。しかし、それは少し尖り過ぎている様な気もします。英語ではなくフランス語だったらありかもしれません。
内容はどうでしょう。案外自分を律するような格言を選んでいるのではないかと思います。
他人からとやかく言われるのを人一倍嫌う性格や、他人が自分と同じ舞台に立つことを認めない独裁的な態度は、座右の銘を選ぶ際に、自分で自分を律するような言葉を好んで使うかもしれません。
大勢の他人の前で、いかに自分が厳しく自己を管理しているかを酔っているように説いている姿は、百合子さんにピッタリではないでしょうか。
ここまでの推理では、百合子さんの座右の銘は、
・外国語である。英語あるいはフランス語
・自らを厳しく律するような格言
ではないかと思うのですが、さてどうでしょう。
それでは、正解を調べてみます。
正解は
「備えよ常に Be Prepared」
です。
意味は
いつなん時、いかなる場所で、いかなることが起こった場合でも善処ができるように、常々準備を怠ることなかれ
心の備え、技の備え、身体の備え
です。
百合子さんは、以前にガールスカウトに所属していたこともあって、この言葉を気に入り座右の銘としている、とのことでした。
この格言の意味自体はそれほど難しくはありません。まさに、この言葉通りに普段から実行するかどうかにこそ意味があります。
多くの聴衆を前にして、私(百合子)は普段から準備をし覚悟を決めて行動しています、と前置きをして話をするには良い格言かもしれません。
百合子さんの座右の銘として推理したのは、
・外国語である。英語あるいはフランス語
・自らを厳しく律するような格言
でしたが、1番は正解でしたが、2番は外れでした。
しかし、百合子さんの座右の銘は日本語訳ではなく、英語そのものかと思っていましたが、違っていました。
2番目の、自らを律するような格言と想像しましたが、行動を制限するような格言ではなく、むしろ行動するための格言を選択しているのは、百合子さんらしさが出ているとも言えるのではないでしょうか。
政治家の座右の銘は、アイドルのサインのように必須だと言いましたが、同時にキャッチコピーでもあります。
百合子さんの場合、明るく華があり、ポジティブであるというイメージを持たせているのだろうと思います。