tsshare’s diary

日々思ったことをあれやこれや・・・・・・・

北朝鮮問題・・・・北朝鮮の一人勝ち? 2

引き続き、北朝鮮問題について記述します。

 

核武装を完了した北朝鮮の要求を飲むことは、決して認められない。これはテロ行為に対して要求を飲むことと同様で、このような無法行為を許せば、今後世界中で核武装する国家が後を絶たず、秩序を維持する事はできない。

つまり、国際社会が取るべき行為は、様々な制裁を行う事で、核の放棄を要求し対応させなければならない。

上記理由が、アメリカや韓国、そして日本の態度ではないかと思う。

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しかし、この「制裁による核の放棄」以上に、世界各国の共通認識は、「いかなる理由があろうとも決して核による武力衝突を生じさせてはならない」、という一点に尽きるのではないだろうか。

核戦争のより生じるリスクを避ける、つまり核戦争を回避するには、北朝鮮を核保有国と認めたうえで、北朝鮮を世界が受け入れることではないだろうか。

日米韓にとって、たとえ核戦争に勝利北朝鮮国家を地上から消滅させたとしても、この際に自国の都市に核ミサイルが撃ち込まれたとしたら、戦争に勝利したと喜ぶことはできないであろう。

つまり、何よりも優先させるべきは核戦争の回避であり、それを実施するには方法は問われない。

 

現在のような孤立した状況から、世界の中の一国として扱う事により、今後の北朝鮮の核のリスクを低減させることを考えなければならないのではないかと思う。

結果的に、感情的には納得できないが、北朝鮮の一人勝ちを認めるしかないのではないのではないだろうか。

 

日米韓は、北朝鮮に対して石油等エネルギーの禁輸措置を検討しているが、日本の太平洋戦争の事例を検討すれば、宣戦布告に近いのではないだろうか。

 

北朝鮮の核開発は、以前から行われてきたことであり、現在の状況は十分に予測できたものではないのか。石油等の禁輸も含む制裁措置は、核開発が完了するもっと以前に行われるべき対応ではなかったのか。